ニキビの主な原因は生活習慣の乱れです。なかでも、食生活はニキビの発症に大きな影響を与えます。ここでは、ニキビの原因になる食生活やニキビ改善に有効な食生活についてお伝えします。
皮脂を増やしニキビの原因となる栄養素
皮脂を過剰分泌させ、ニキビの原因となる栄養素に、糖質と脂質が挙げられます。
糖質
ニキビは毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖することによって発生します。毛穴が詰まらない健全な肌を維持するために必要な栄養素が、タンパク質です。ところが、糖質の過剰な摂取によってホルモンの一種である「インスリン」の分泌が増えると、結合タンパク質が減少してしまいます。さらに、インスリンの分泌によって、皮脂も増加することがわかっています。
脂質
脂質が多い食べ物を摂取すると、皮脂の分泌量増加につながります。皮質の増加は、毛穴を詰まらせる原因のひとつです。体にとって有益で良質な脂質もありますが、余分な油が多く含まれている食品は控える必要があります。
ニキビを改善するために摂りたい栄養素
ニキビ予防や改善のために大切なのは、糖質・脂質が多い食事を避けヘルシーな食生活を心がけることです。また、ニキビ改善を助ける栄養素もあります。ここでは、積極的に摂り入れたい栄養素の一例をご紹介します。
大豆イソフラボン
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることから、皮脂を減らすのに役立ちます。コレステロールも低いため、中高年男性の食生活に組み込むメニューとしてもおすすめです。
ビタミンB・ビタミンC
肌環境を向上させるためにはビタミン群の摂取が不可欠です。とりわけビタミンBとビタミンCが有効であることがわかっています。色が濃い緑黄色野菜には、ビタミンB・Cが多く含まれています。積極的に摂取しましょう。
食習慣からニキビ予防をするポイント
ニキビを予防するためには、食習慣から腸内環境を整えることも大切です。たとえば、豆類や芋類に多く含まれる食物繊維は、腸内をきれいにするだけでなく、腸内細菌のエサになるという役割があります。味噌や納豆をはじめとした発酵食品を食べることで、腸内細菌を補うのも有効です。普段の食生活へ積極的に取り入れましょう。
また、水分をこまめに摂取するのもポイントです。水分を摂取すると、利尿作用がはたらくことで体内の老廃物を排出しやすくなります。肌の新陳代謝が促されるため、ニキビ予防にも効果的です。1日あたり2.5Lを飲むのが理想ですが、一気に飲むと却って内臓に負担をかけるため、こまめに水分補給を行いましょう。
フェミークリニックでは光治療、ピーリングといったニキビ治療のほか、ニキビを予防・改善するための食生活のアドバイスも実施しております。ニキビでお悩みの男性は当クリニックまでお気軽にご相談ください。