多汗症対策には入浴が良い?

暑くないときや、運動していないのに大量の汗をかいてしまう多汗症。この症状は、入浴によって緩和できるとされています。入浴すると体が温まり発汗しますが、このときの汗腺の働きや血流が、多汗症対策に有効です。ここでは、多汗症と入浴の関係、そして正しい入浴法についてご紹介します。

多汗症で大量の汗が出るメカニズム

人は体温が高くなると汗をかき、汗が蒸発するときの気化熱によって体温を下げます。この調節機能が正常に働かず、必要以上に汗をかく状態が多汗症です。汗を分泌する汗腺の働きは、緊張状態に優位になる交感神経という自律神経によって調節されます。このバランスが乱れると交感神経が優位の状態が続き、暑くないのに大量の汗が出てしまうのが、多汗症のメカニズムです。

緊張すると手や額に汗をかく現象は、ストレスにさらされて優位になった交感神経が汗腺を刺激することによって起こります。この場合、発汗する部位は手のひら・足裏・脇など局所的です。

これに対して、全身から大量に発汗する多汗症もあります。しかし、その場合の原因はストレスや交感神経優位ではなく、更年期障害や糖尿病といった別の疾患や、薬剤の副作用が原因であることが多いようです。全身性の多汗症は、原因となっている症状や薬剤の使用がなくなることで対処できます。

多汗症と入浴の関係

局所的な多汗症は、全身性の多汗症とは異なり、発汗する原因がはっきりしない場合が多いのが特徴です。しかし、できるだけストレスを避け、自律神経のバランスを整えることで、症状の緩和が期待できます。入浴は自律神経のバランスを整える作用があるため、多汗症対策として有効です。

入浴すると、体が温まり汗をかくことで汗腺の機能が高まります。また、入浴で血行が良くなると、脳の汗腺の働きをコントロールしている部位の血流が増え、汗腺機能の正常化が期待できるとされています。

多汗症に有効とされる正しい入浴法

汗腺機能を高める入浴法をご紹介します。手足高温浴と半身浴と呼ばれる2つの入浴法で、正常な発汗と血流の促進が期待できます。

手足高温浴では、43℃から44℃くらいの熱めのお湯を、浴槽に浅めに張ります。そして、両肘から先と両ひざから下が浸かるようにして、10分から15分待つという入浴法です。湯に入っている部分で全身が温められ、湯の外に出ている部分から発汗することで、体温を調節します。これによって汗腺機能が高まります。

半身浴は、38℃から40℃くらいのぬるめのお湯に、おへその少し上くらいまで浸かる方法です。20分から30分かけて長めの時間浸かることで、全身の血流を良くし、脳の汗腺をコントロールする部位の血の巡りも良くなる効果が期待できます。

多汗症と入浴の関係、正しい入浴法についてご紹介しました。多汗症でお悩みの方は、美容皮膚科での治療も可能です。フェミークリニックでは、女性だけでなく男性からの多汗症のご相談もお受けしています。多汗症でお悩みの方は、ぜひ美容皮膚科のフェミークリニックにご相談ください。

 

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